キム・テリ
リュ・ジュンヨル
チン・ギジュ
(敬称略)
リュ・ジュンヨル、三本目。
こーゆー癒し系の話は
あんまり好きではなく。
笑。
だいぶ前から、
レンタル棚にありましたが
スルーしていました。
が！
見ました！！
予想通り、
癒し系の映画でした。
田舎の風景
ほぼ自給自足
採れたものを食べる
目に優しい自然の四季の風景
身体に優しい、加工品ではない
添加物の入らない食事
音楽も
主張しないBGMのような
長い環境映画を見ているような
だれかの 長いPVを見ているような
ゆるーーい映画でした。
なにも
だれも
強く主張していない映画だったように
思います。
自然、風景も、女優さんたちも
どうだ、綺麗だろう、
綺麗に撮っただろう、
と感じず、
すーーっと、見ていたように
思います。
この
主張しているように感じず、
メッセージを込める
が、難しいのではー、、、
と思います。
ジュンヨルは、
田舎育ち。
大学を出て、ソウルで会社員。
心が疲弊し、田舎にもどり農業を。
と、いうのが、
立っているだけでわかるのですねー。
ずっと田舎にいた人ではない。
作業服だけど
どこかあかぬけしている。
けど、田舎に根づいた人、みたいな。
ジュンヨルとはっきりわかる
ワンシーン目は、
リンゴの花を選定していました。
リンゴの木の緑の葉っぱと
白い小さな花。
なんの違和感なく、
花を摘んでいました。
その間に澄んだ空気感。
この画の綺麗なこと。
主役の彼女が
ソウルから戻ってきました。
彼女が庭にいました。
話しかけず、軽トラで通る彼。
もうそのシーンで
お互いにほんのり好きなんだな、
ってわかっちゃいました。
なぜか、、、わかりました。
ジュンヨルは、
彼女にさりげなく
手を出しすぎず、
ほんのり優しくします。
彼女が必要なことを
的確にし、
必要な言葉を
的確に言います。
けど、
強く言わず、
直接的に言わず、
適度な遠回しに、かな。
適度な距離を置きながら、
すっ、と手を出し、
すっ、と離れていく。
ほんのり感。
この感じですねーー。
ジュンヨルの元カノが、
田舎まで会いにきます。
ふたりで歩く姿。
そのワンシーンで
ふたりの関係性が
なんとなくわかるという。
ジュンヨルと彼女が、
夜、川かなー、
水の中に入り、
なにかを捕まえています。
懐中電灯と月明かり。
暗い水。
ふたり
好きだというような
会話はなし、
スキンシップをとるわけではない。
なんとなく
やっぱり、お互いに好きなんだー
と伝わります。
綺麗でしたねー。
いいシーンでした。
全編
説明がさほどないんだけど
ほんのりわかり、
流れていく季節。
ラストは、
彼女は田舎に住むと
おそらく決め、
家に帰ってくる。
笑顔のジュンヨルを映し、
笑顔の彼女を映す。
あ、お揃いのシャツ。
彼女の家を映すと
窓、
おそらく台所の窓が開いていて
カーテンが風に揺れていた。
おそらく、
突然いなくなった母親が
帰ってきたのですね。
これから、
田舎で、しずかに暮らし、
ほんわかとしたしあわせの日々が
はじまる、、、、、
とほんのりわかり、エンド。
あーあ。
やられっぱなしです、ジュンヨルに。
作り込んだ役より
こーゆー
普通の青年の方が
難しいと思います。
が、すんなり。
自然に。
おもしろかった、
とは違うなぁ、、、、
見るわけでもなく、
音楽を流しておくみたいに
そんな見かたを今度はしてみたいです。
この映画では
ジュンヨルは死にませんでした。
♯韓国映画
はじめの方で、
ジュンヨルが持ってきた
白い子犬。
部屋の中で、みな、座って話す。
子犬、
ジュンヨルのお尻と壁かな？の間に
顔をぎゅうぎゅう入れていてー
三人とも、ジュンヨルも、気にせず、
普通ーに話していて、、、、、
もう、そこで、
リアルなジュンヨルの優しさ、
役のジュンヨルの優しさを
感じ、
犬もジュンヨルが好きなのかーと
犬のおしりを見ながら
笑ってしまいました、、、、、、、
。
