sol. 1号室.

アジア映画の感想を書いていきますー。基本ネタバレ。 2号室もあります。2号室は、アジアドラマの感想です。https://ichi-110219.hateblo.jp/

風水師.......,2018

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チョ・スンウ

チソン

ユ・ジェミョン

ムン・チェウオン

イ・ウォングン

 

(敬称略)

 

 

 

イ・ウォングン見たさに、見ました。

と、新作で、見たいな、と思っていた作品でした。

 

 

 

 

史劇は、何本か見たので、

基本的なこと

時代背景や、用語、社会の仕組みなど

だいだいわかっています。

 

俳優さんの顔も何人かは覚えました。

特に史劇によく出演する俳優さん、

あ、いたいた、みたいな。

ちょっと安心します。笑。

 

史劇を見る基礎知識があるので、

すっとわかるようになったとも思いますが、

それ以上に、

ひとり、ひとり、

わかりやすく、

キャラクターに特徴をつけたり、

メリハリがついていたと思います。

 

 

 

 

なにかで読んだのですが、

韓国(朝鮮かな)では、

罪人は、本人が死んでも裁判はあり、

判決、罰、が決まる。

決まったら、墓をあばいてでも、

罰を受けさせる、と。

例えば、100叩きならば、

墓から遺体をだし、100叩くと。

それを思い出しました。

 

 

 

 

 

 

今回は、風水。

 

墓の位置。

正しいところに埋葬すれば、

子孫が繁栄する、と。

その埋葬場所に焦点を当てた、

風水の話でした。

 

この点にぶれずに話が進んでいったので、

あまり内容的にも複雑にならず、

また、登場人物についても、

人物相関図がないとわかりにくいというほど

複雑でもなかったので、

ストーリーもわかりやすかったです。

 

 

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イ・ウォングンは、王様でした。

いろんな俳優さんが、王を演じていますが、

彼の王様は、

王の威厳もありながらも

守ってあげたいと思える

若い王でした。

 

先王の父が亡くなった時は、

彼は小さな子どもで。

その時の子役の子が、

イ・ウォングンを思わせる、

似てる!と思った可愛い子で。

そのシーンからも、

守ってあげたいと、思いました。

 

その王を守るべく、

風水師、チョ・スンウたちが、

立ち上がる、という。

 

この守ってあげたい、と

思ってしまう、演技、王ですね。

 

 

ドラマ ジャグラスのメイキングのインタビューで

ここで見せなかった顔を

違う作品でお見せしたいです。

と言っていた言葉に、

わくわくしました。

俳優さんとして魅力もありますし、

イケメンだけじゃない、というところ、

違う顔が見れて満足でした。

 

 

 

チソン。ですねー。

チソンです。

まったく、もう。

ドラマも、もちろんいいのですが、

映画のチソンの方が、好きかもです。

 

よかったですねー。

 

馬にのる姿もかっこいいー。

 

なんかなー、もう。

チソンが、話の中で、

一番いろいろ変わる、、、のですが、

あー、もう。笑。

 

ラストのチソン。

めちゃくちゃかっこよかった。

あの姿になるためのことだった。

あのシーンに込められていました。

 

 

 

 

 

 

韓国映画、全てにおいてレベルが高いです。

 

 

 

 

 

 

おもしろかったです。

 

 

 

 

 

 

韓国映画

 

 

 

 

 

 

 

今回のお話では、

お寺の下にお墓がありました。

そこを大切に守るため、

お寺を建て、禁足地とし、

千年守ってきたと。

お寺がある場所、禁足地、

意味がありました。

 

 

 

以下、個人的に思ったこと。

 

日本のお寺、神社。

 

いつも、なんとなく、

ぼんやりと思っていたこと。

 

その場所に建てたのは、

意味があるんだな、と。

たまたま、ここが空いていたから、

というのではなく、

(そういう場合もあると思います)

例えば、陰陽道に基づいてとか、

村の巫女が選んだ、とか。

 

東北の地震

海岸線沿いに建てられていた神社。

その線を結ぶと、

その神社のあるところまで、津波は来なかった。

津波のラインと、神社のライン。

ピタリと合っていたそうで。

(と、テレビで見ました)

杭や碑では、

長年すぎてしまえばなくなってしまう。

忘れられてしまう。

未来に、この悲しい思いをさせないようにと、

津波の恐ろしさを忘れないようにと。

海岸線の神社は

先人たちの教え、警告でもあったのですね。

この神社から下、海岸線に、住んではならぬと。

 

 

 

現在。

寺、神社は、

燃えてなくなったり、

規模が小さくなったり、

廃寺、廃神社になったり。

場所を移転したりしていることも

よくあります。

 

元々の場所は、

例えば、

村にとってとか、

なにかの繁栄を願うとか、

なんとか氏にとってとか、

なんとか藩にとってとか、

日本にとってとか、

なにか意味があり、

重要な場所で、

その場所でなければならない。

と選ばれたのではないかな、と、

ぼんやり思っていました。

 

この映画のように、

この地を護りたいからこそ、

寺を建て、禁足地にした。

なんかリアルに

あ、そうかも、と思ってしまいました。

 

 

教会の地下には、

代々の神父さんや、

権力者などの骨が埋まっている。

お墓の上に教会が建っている、

と聞いたことがあります。

 

 

 

そうやって

護ってきたなにかを

例えば、

日本をまもる結界が実はあって、

その結界を

近年、壊してしまい、壊れてしまい、

どこか破られているのでは、ないか?

だから、、、

日本を護るチカラが

弱まっているのではないか、、、

 

 

と、

この映画を見て、

改めて、思いました。