シム・ウンギョン 。。。怪しい彼女
ユン・ジェムン
キム・ソンオ 。。。シークレットガーデン
韓国映画のどう考えても、ハッピーエンドがない。
ある意味、絶望的な内容の映画を久しぶりに見たくなりました。
この手の映画は、だいたいは、後味が悪い、だれも、幸せになれない。
猟奇的、残酷なシーンあり。
お約束といってもいいと思います。
ちらりと、某サイト でこの映画の感想を見たら、
そのことに、苦言をテイシテいる感想が。
それは、、、韓国映画ですから。
それを受け入れ、楽しんで下さいな、と思いました。
嫌ならば、胸キュンのラブコメをどうぞ、と思います。
さて！
内容と感想です。
ネタバレ。
主演は少女。大学生くらいかなー。
髪でよく顔が見えません。
うーん、見たことあるなー。
自然な演技でうまいです。
調べてみると、
怪しい彼女で好演した、彼女でした。
なるほど、なるほど、うまいはず。
そして、体脂肪が、一桁じゃないのかな？と思うくらい
異常な痩せ方のストイックな殺人者。
この人も、みたことある、、、
えーーー！シークレットガーデンの、ヒョンビンの部下！
少しおっちょこちょい？みたいな、優しい役の！
えーーーーーー！
この豹変ぶりにはビックリしました。
極端な痩せ方と、異常な殺人者と一目でわかる変わりよう。
ここが、韓国の役者さんのすごいところです。
猟奇的シーン、暴力的シーンと
あまりむすびつかないふたり。
が、見事に演じて、みせます。
すごい！！
あとは、安定の演技のユンさん。
刑事役です。
まぁ、そんなにグロいシーンはなかったかな、と。
ちょっと、ぬるいよ？と感じました。
いつもなら、その瞬間をそこまで撮す？ですが、
違うところを撮したりで、お？みたいに思いました。
ウンギョンちゃんの、髪で顔を隠す髪型。
表面的には、無邪気で、幼い、かわいいコ、という面を見せているけど、
内面では、父のカタキをとるため、
日々、殺人事件のプロファイリングをし、
犯人であろう彼が、出所したら、、、と、怪物のごとく
私がサバキを与えると！と、執念の炎を密かに燃やしている。
そのことが、バレないよう、隠すように、
顔を隠しているように思いました。
だから、あまり、表情の演技は、心に残っていない。
が！自然な演技だし、気持ちが伝わる。
うーーーん、すごいな。
ラストは。
彼女は
犯人を現行犯逮捕させるため、
自らの命を絶つ、という方法をとる。
その執念は、
幼さが残る、かわいい顔とは、うらはらで。
月にダイビングするかのような画像は
残酷な死だけど、父のカタキをとりにいく、花道のよう。
裁判となり、
犯人の彼は、
彼女は、自殺だったとは言わず、
自分が殺したとし、死刑判決を受ける。
その表情は、明らかにこれまでの猟奇的な犯罪者の顔と違う。
静かに判決を受けた。
死刑場に向かうバスの中での彼の顔は
穏やかで、人間的な顔に見えた。
彼によって父の命を奪われ、無念だった彼女の気持ちが
どれだけか伝わったのかもしれない。
その彼の横顔が
心の中の悪魔が抜けたような
無のような表情が、
バットエンドにもかかわらず、
私は、スッキリした気持ちになった。
こんな感想は初めてかもしれない。
脚本も良いのだろうけど、
やはり、
ウンギョンちゃんとキム・ソンオの演技力が、
そう思わせてくれたのだと
思った。
おもしろかったです。
#韓国映画
