sol. 1号室.

アジア映画の感想を書いていきますー。基本ネタバレ。 2号室もあります。2号室は、アジアドラマの感想です。https://ichi-110219.hateblo.jp/

コインロッカーの女.....2015.....再見

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キム・ヘス

キム・ゴウン

オム・テグ

パク・ボゴム

コ・ギョンピョ

イ・スギョン

 

 

改めて見ると、

2015年の作品なのですねー。

日本のレンタル店に並んだのは、

2017年じゃなかったかなー

と思います。

違っていたら、ごめんなさい。

レンタル店に並ぶのが、公開日と時差がある

作品もありますね。

あ、そんな前の作品だったのですね、、、、、

 

 

 

 

初見の時。

レンタル店で

軽く、軽ーい気持ちで手に取りました。

んー、知らない俳優さんばっかだなー

てか、

コインロッカーの女って?

まったぁー、、、題名から内容がわからないなー

な、感じでした。

 

で、

コインロッカーの女

まんまでした。

コインロッカー、10番に捨てられた女

キム・ゴウンの話でした。

もう、ここから!えーーーー!!でした。

 

油断してました。

油断してた分、

ものすごい衝撃でしたー!!

 

 

 

 

絶望的な内容だなと思っていました。

絶対にハッピーエンドはないな、と。

そういう映画は、

始めからそんな心づもりで見ています。

が、

が、

が、

がぁ!

ハッピーエンドを望んでしまいました。

キム・ゴウンとパク・ボゴムの幸せを。

せめて、

せめてー、パク・ボゴムをフランスに行かせて!

と、願ってしまいました。。。

が、

やはり、

そんなあまいことはなく、

呆気なく、残酷に、彼の命は絶たれてしまいます。

 

絶対ハッピーエンドはないと思って見ていると

こういう残酷なことがあっても

三者的に見ていて、ラクなんです。

 

 

 

が!

ひきづりこまれてしまいました。

幸せを願ってしまいました。

ほんの小さな、初めての恋。

が、引き裂かれました。

引き裂かれるというか、

握り潰された、でしょうか。

残酷なやり方で、命を奪い、

臓器を売買し、

死体はあとかたもなく処分される。

 

私くし、大泣きしました。

 

ここからは、

三者的に見れなくなってしまいました。

 

 

 

このひきづりこまれる!

ってのが、すごい!

キム・ゴウン!

 

 

 

 

そして

金貸しの女ボス。

キム・ヘス

この風貌がまたすごい。

顔の肌のなんとも言えない感じ。

髪型、髪の色。

腰回り、お尻のどっしり感。

ふてぶてしく、偉そうな身の振る舞い。

お酒の飲み方、タバコの吸い方、

足の組み方。

オーラがまた、すごい。。。

裏社会の堂々とした女ボス感がすごい!!

 

 

 

パク・ボゴム。

なんとも、素直でさわやかな。

 

父はフィリピンにいる。

父の借金は1億ウォン以上。

返せるわけがない。

金貸し業者にしたら、

彼は人質である。

が、

彼自身が悪いことをしたわけでないから

自分自身に悪いことが起きるわけがないと。

(信じている)

と、彼は言った。

 

中三のころからひとり暮らしをして、

ひどく貧しい生活をしていた。

その頃にわかったのだろう。

自分の未来が、、、

そして、いつか、

父が破綻するかもしれないと、、、、、

 

それならば、と、

彼はいつしか、

今、自分ができることを

勉強、バイト、生きることを

楽しむ、と決めたのですね。。。

今を精一杯、楽しむと。

 

 

だから、

ゴウンと初めて会った時に

わかった。

 

彼女の不幸さが。

 

 

だから、

せめて、美味しいものをと

全くそんな時ではないのに、

自分のできる精一杯のもてなしを。

食べているときだけでも

しあわせを感じて欲しいと。

腕をふるい

得意なパスタを出した。

そして、

ゴウンの目の下の切り傷。

女の子なのに、

手当もしていない。

その傷に、傷薬を塗ろうとした。

 

 

彼女のひどく可愛そうな部分。

硬くガードをした心の部分。

身体の傷とともにココロの傷。

そこに

優しく初めて触れたのが彼だった。

綺麗な澄んだ目で、

まっすぐ彼女を見た。

 

だから、

ゴウンは、恋に落ちた。

 

 

 

 

 

が、

韓国映画

手加減なし。

 

 

まー、残酷。。。。。

 

 

 

 

その幸せを握り潰した、女ボス。

 

 

 

 

自分の後継者に、ゴウンをと思っていた。

 

いつか、譲るべきだと。

 

自分が前のボスから、引き継いだように。

同じように。

まさに命をかけて、譲った。

 

 

 

ゴウンが、

女ボスを殺したのは、

彼の命を奪ったからだ。

そこまで、されたから、、、だ。

 

それがなければ、

そんなことはしなかったろう。

 

 

 

 

 

 

 

女ボスの

自分の周りにいた

ファミリーは、皆死んだ。

こうなるとは、

予想が出来なかった。

予想が出来なかったことに、

自分もやきがはいったね。と。

この発端は自分である、、、、

予想が出来なかった不覚によるものだ、と。

だから、

ボスの座をゴウンに渡そうと決めた。

以前、自分がそうされたように。

 

 

 

 

女ボスが、ゴウンに残したのは、

ゴウンが捨てられていた

コインロッカーの10番。

10番のコインロッカーのキー。

 

その中には、

書類が入っていた。

戸籍のないゴウンに戸籍を与えた。

 

自分の財産、すべてを与えた。

 

 

 

 

それは、、、、

彼女の大事な彼を奪った代償だったのかも

しれない。

 

女ボスが作った、

彼女の住民カード。

住民カードの写真は、

彼を想って

恋をして、

初めてワンピースを着た

少し笑顔の

最高に綺麗な彼女の写真だった。

 

 

 

 

 

 

 

ここまでやるか!!という

残酷、残忍の中の

キム・ゴウンの恋心。

 

 

 

 

 

キム・ゴウン、すごい!!

 

 

 

 

 

 

手加減しない

韓国映画が、好きです。

 

 

 

 

 

面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、

ここのブログに来て、一年経ちました。

ひとつめの記事は、

好きな女優さんのシム・ウンギョンさんの

映画作品でした。

一年後

もうひとりの好きな女優さん、

キム・ゴウンさんの映画作品でした。

計算なく、、、で、

ちょっと不思議に思いました。

 

 

 

1年たって、

やっと、この作品の感想を書けた。

と、いうことかな。。。

 

 

 

 

韓国映画