sol. 1号室.

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食われる家族........2020

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ソン・ジヒョ

キム・ムヨル

イェ・スジョン

 

 

キム・ムヨル。

25年前、少年の頃、

遊園地で妹の手を離した隙に、

妹は、行方不明になった。

結婚し、妻と娘と幸せに暮らしていたが

ある日、妻がひき逃げにあい、亡くなる。

ショックのあまり、心を病み、

娘とともに、実家で暮らすようになった。

そのころ、行方不明になっていた妹が

突然あらわれ、実家で、同居することになった。

 

妹、ソン・ジヒョ。

 

サスペンススリラー。

 

 

 

食われる家族

って?

と、思いましが、

まんま、

食われる家族 でした。

 

妹 と名乗る女が来てから、

父、母、娘 みな、妹の思うがままに

妹側につくのです。

 

その変わっていく、さま、ですねー、、、

 

妹 に家族を食われていく、、、

 

そして、

自分が、犯罪者に巧みにしたてられる。。。

 

 

普通、

主人公は、

思考も身体も、まぁ普通で、

自分が思うように動ける、、、かと

めちゃ強い場合もありありー、

だと思うのですが、

今回の キム・ムヨル は、弱い。

妻を亡くし、ひどく心を病み、

気が遠くなったり、

ぼんやりしたり、、、、、

見る側からすると

ここぞ!!のときに、

もう!!みたいな、もどかしさがあり。

が、普通の作品と違うところですかー。

 

 

彼が、悪くもないのに、

犯罪者として、追いつめられ、はめられ、

あーー、もう逃げようがない。

パトカーにのせられるし。

家族全員、

妹にマインドコントロールされてるし、

バッドエンドしかないなぁ、、、

と、私が諦めたら、、、、、!!

ああ!!

みたいな。

逆転!!です!!

ここがねー、

韓国作品、毎回、うまいなーと思います。

まぁ、

ご都合主義、、、といえば、

そこまでですが、

いいんです!映画ですもの!!

 

 

 

 

この作品の

最大の謎は、

妹 は、 本物か?

 ソン・ジヒョ なのか?? です。

 

 

 

ラスト。

森の中。

娘を助けるため、

崖で妹、ソン・ジヒョともみあう。

 

妹が、崖から落ちそうになる。

兄、妹の手を取る。

 

妹は、

遊園地で、別れたとき、

兄が持っていた風船は 水色 だという。

妹の私しか知らない。と。

 

が、

兄、キム・ムヨル は思い出す。

黄色 だと。

 

兄さん、違うー、違うーー。

 

 

 

妹が、本物かどうか?

DNA 鑑定をし直し、結果の封筒が届く。

が、彼は、

封を開けずに、

シュレッダーにかける。

 

答えがうつされないまま、エンド。

 

 

 

 

 

私は、

実の妹 だと思いました。

 

ソン・ジヒョは、

25年前、さらわれ、

カルト教団の 真の子 とあがめられた。

そこが、彼女の家となった。

自分が、そうなったのに、

兄は普通に、実の父母のもと、育っていった。

私は、カルト教団で、25年暮らしたのだから、

次は、兄、あなたの番、よ、と。

兄の子、娘を私と同じように 真の子 としてと、

さらおうとした。

のでは?と思った。

今までは、兄のものであった、

父母、家、財産。

今度は、私のものよ、と。

 

 

兄、キム・ムヨル も

DNAの結果を見なかったが、

たぶん、妹だろう、と思っていた、、、

と、思う。

が、

妹がしたこと、

妻を車でひいて殺したこと、

お手伝いさんを殺したこと、

ある男性を殺したこと、

父母をマインドコントロールして

操ったこと、、、、、

は、許されることではない、、、、

 

風船の色は、

自分の記憶では 黄色 だけれど、

それは、たしかではない、と。

妹のいうように 水色 だったかもしれない、

と、わかっていたから、、、、

 

 

DNA の結果、

もしも、実の妹 という結果ならば、

一生、強い罪悪感にさいなまれ、

また、心を病んでしまうかもしれない。

そんなことでは、

妻が残してくれた娘を守れない。

しっかりと、大切に育てなければ。

 

そんな

迷いが出ないよう、見ない!!

という、強い意志で、

シュレッダーにかけたのだと思うー。

 

 

 

 

 

 

 

崖から落ちていく、

ソン・ジヒョ が

とても、綺麗でした。

 

 

 

 

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